☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



「お母さんはなんて?」



「承諾しています。」












あたしの進路指導は終わり、教室を出た。



「多栄!ホントなの?」



皆があたしを囲む。



「ホントだよ。」


皆はザワザワしたけど、加賀君は一人で遠くを見ていた。



梨香は大学。



加賀君は野球の道。



義人は就職。



そしてあたしは、お嫁さん。





< 207 / 210 >

この作品をシェア

pagetop