☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
「指輪見すぎ!」
隣りを歩いている義人は不機嫌な声。
「だって、嬉しいからつい見ちゃうんだ。」
「ニタニタすんなよ。キモい!」
キ、キモいってねぇ…。
自分の彼女にキモいは無いよ!!
でも、斜め上にある義人の顔は少しほっぺが赤くなっていた。
それを見て安心した私。
義人だって指輪を内心、喜んでいるんだと思ったからね。
テレてる義人も凄く可愛い。
口に出しては、言えないけどね!
後が怖いからさぁ!何言われるかわかんないしっ。