☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



複雑な気持ちのあたしは、急に自転車が止まった事に驚いた。



ん?何?
急に止まんないでよ!!
ビックリするじゃない。



「降りろっ。」



義人の声にビクンとした。



やっぱり重かったんだぁ…。



うぅ…。やっぱりダイエットしなきゃ。



なんて落ち込んでいると、



「ここオレん家。」



目の前の家を指差す。



「あ…、着いたんだ。」



内心、ホッとしたあたし。



ホントに重くて、降ろされちゃったのかなんて、思ったよ。



「お邪魔します!」



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