☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



一口飲むあたしに、



「それ、旨いか?」



と、イチゴミルクを横取りされて、義人がゴクリ。



その風景に胸がドキドキする。



関節キスだし…。


って、実際にキスしてるけど!



なんか、ドキドキしちゃったんだ。


ベッドに座る義人に、



「ね?美味しいでしょ?」



なんて、平然を装って聞いてみる。


「まぁまぁ…かな?」



また、無表情で答える。



イチゴミルクをあたしに返した義人は、



「多栄のキスの味…。」



小さく、呟いた。


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