☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
暫く、そんな様子をみているうちに授業は終わった。
運動場にいた、義人と高本さんも居なくなっている。
うぅ…。
あんなの見たらホント胸が苦しくて。
しかも、ムカつくしっ!!
あたし以外の女子と話してる所なんて見た事なかったもんで。
あの可愛い高本さんが……あたしのライバルになるのは、間違いないはずっ!
なんて、この時、あたしには心のどこかで予想していたのかもしれない。
だって、高本さんの目は明らかにハートになっていたから!!
あたし、見逃しはしなかったんだ。