☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
胡座をかいて座る義人は上目遣いであたしを見る。
「怒んないから、早く言えよ!」
って、その口調が怒ってるじゃん。
「あの…ね。」
うぅ…。
言い出しにくい。
「あの…、」
黙っている義人はあたしをジッと見てる。
「実は…。」
仕方なくポケットからだした、例のメモ。
義人に向かって差し出した。
あたしの行動を見て、首を傾げている。
「これ…。」
メモを受け取った義人は無言で読み出した。
ドキドキ…。
この後、どうなってしまうんだろ?