よごれた制服

でも、考えていた。
1人でやるのか。
それとも、誰かを無理やりさせるのか。

本当は、こんな事なんてしたくない。
でも、言う事を聞かないと自分が危ない。

そして、羅夢は考えた。
愛を仲間に入れよう!!と。
そして、愛に言った。

『愛～、ちょっと頼みごとがあるんだけどー』
「ん?どうしたー?」
『えっとねえー、先輩に頼まれたんだけど。一緒に莉奈をリンチしない??』
「リ・ン・チ?」
『そう、リンチ』
「は??何言ってんの?莉奈はあたし達の友だちでしょ??」
『まぁ、そうだけど。友だちって利用する物でしょ?』
「えっ!?・・・」
『ね?いいでしょ?じゃあ、今日の放課後、実行だからねっ』

愛は、言葉を失った。
まさか、まさか、羅夢がこんな事をする人だとは思ってなかったから。
しかも、羅夢が言った【友達って利用する物でしょ?】
って言葉。
私は、言葉が出なかった。
まあ、ムリはない。
だって、羅夢をずっと信頼していたカラ。