よごれた制服
やっば。
終わっちゃった。


「莉奈ー愛ー行くよー」
『はーい☆』
楽しそうに笑う莉奈。


まるで、幼稚園児の遠足みたいに
テンションが高い。
カワイイな。
でも、その笑顔は一瞬で消されるょ。
ゴメンね。




『あー、やっとついたーココだょ』
「えっ!?何ココ。」
『ん?見て分からないの?』
「先輩達の秘密基地だょ」
『何でこんな所に』
「まあまあいいカラ。中に入って」
愛は、黙って2人の会話を聞いていた。

言われたとおりに中に入る莉奈と愛。

そこに、いたのは先輩。

『え?』
3人が声を合わせる。

羅夢も、先輩がいる事は知らなかった。
だから、とてもビックリした。


先輩が言う。
『羅夢、ココまでコイツを連れてきてくれてありがとう。』
「ええ?あたし?」
莉奈が言う。

『そう、お前。』
莉奈は頭が真っ白になる。

えーっ!?何で私?
何かしたわけ?


パンパン

先輩が手を叩くと裏から男達が数名出てきた。
『なっ、何なんですか?』

「今から、かわいがってあげるカラね、いい仔にしててね。莉奈ちゃん」

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