誰かのものにならないで
拓也は彩の両肩を触り




「嫉妬してるんだろ?」

「そんなんじゃないもん!バカ!」




と言いながら
おもいっきり拓也を
突き放した。
拓也はおもいっきり
立ち上がり




「じゃあ、なんで俺にキスなんかしたんだ?」





「それは…」

「?」




拓也は彩にキスをした




「きゃ…!」




と言いながら
拓也から離れた




「もしかして、もしかしてだけど。俺のこと好き…?」




真剣な表情で聞いた
彩は一瞬黙った





「好きよ…大好き!!ずっーと前から好きで好きでたまらなかったわ。だから、タクニィが結婚したって聞いたとき、真面目に死にたいって思ったわ、私、意外の人を見ないでって…ずっと一緒に暮らしてきたのにって…」




叫んだ
拓也は黙ったままだった
< 22 / 32 >

この作品をシェア

pagetop