半径1㍍禁止
「…なんてね。ジョークジョークっ。」
桐斗が笑って言った。
もう、ジョークとか効かないけどね。
「ジョークだと、信じるよ。」
そんな、裕とは喧嘩したまま。
学校が終わった。
―――放課後。
「藍衣!!」
――ガタッ
「はいっ!」
突然デカい声で呼ばれて、立ち上がった私。
「ファミレスファミレス~♪」
真美がそう言って、私の腕をガシッと掴む。
そのまま、連れて行かれた。
「一回、家に帰んないとっ…。」
私が言う。
お金がないっ…。
「いいの!真美の奢りだから~。」
「まじ!?」
私が即答した。
「うん。」
真美が平然と言う。
ラッキーじゃんー♪