半径1㍍禁止
「知らないとか、有り得ないっ!
三年生で、超ーイケメンでサッカー部のエースなんだよ!?」
真美が偉そうに言う。
「へ、へぇー…。」
真美の迫力に圧倒されながら、言った。
有名人とか言うから、ちょっとテレビの世界の人かと思ったよ。
「なに、その反応~!
本当にスゴいんだから~っ!!」
真美が足をバタバタさせて、必死に言う。
「分かった、分かったよ。」
だから、落ち着いて…?
「もうー!超格好良くて、他校からも告白たえないんだよーっ!」
次は、私の肩を揺らし必死に言う。
「分かった、分かったよ。」
だから、落ち着いて。
「なんで、知らないのよ~っ!!」
真美が私を叩きながら必死に言う。
「痛い。痛いし。」
お願いだから、落ち着いてくれ。