半径1㍍禁止
「まぁね。隣町から、わざわざ来たし。」
隣町?
「なんで、わざわざ…。」
面倒な事するな。
「なんでだと思う?」
桐斗が笑う。
そんなの1つしかない。
みんな、目的は1つだ。
「お前達を潰しにきたんだよ。
ま、みんなやっちゃったから。
あとは、総長のお前だけ。」
隣にいる奴は、相手になんないから。
そう言って、バカにしたように笑う。
「お前になんかやった覚えねーけど。」
俺が言う。
「…本当に?分かんないかもね。
俺は、一番になりたいんだよ。
隣町は、もう飽きた。」
最初は、みんな強気だ。
けど、そんな強気な奴らを俺は倒してきた。
総長の俺に怖いものは、1つもなかった。