半径1㍍禁止

「ねえっ!
藍衣、桐斗君と何話してたのっ!」

真美が目を輝かせて言う。

「…大した事、話してないよ。」

私が笑って言った。


「純平君がね、桐斗は藍衣ちゃんの事スゴく気に入ってるみたいって言ってたよ!」

「……へー。」


アイツに気に入られても…、

「嬉しそうな顔してる~!」

真美が笑って言う。

「してないしっ!」

全然、嬉しくなんかないっ!!


「…藍衣、可愛い~!!」

真美が私の腕に絡みついてくる。

「もう、歩きにくいー。」

私が笑って言った。


真美の方が、可愛いからっ!!


それから、また真美の家に行ってくつろいでいた。


「…真美は、純平君と何話してたの?」

私が笑って言う。

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