半径1㍍禁止
☆嵐の幕開け
「ふああ…。」
大きな欠伸をして起きる。
ダルいっ!
ダルいダルいダルいっ!
「もう、バイトやだ~!!」
1人で騒いでいた。
親に頼りたくない。
そう思って始めたバイト。
もう、コンビニは半年になる。
最初は、楽しかったけど。
今は、面倒くさくて仕方ない。
――~♪~~♪♪
携帯が鳴る。
「もしもし…。」
あー、テンション下がる。
「おはよーっ!!」
真美のデカい声が耳に響く。
「真美…、うるさい。」
私が言う。
「ねえ、また朝デートになったんだっ!
だから、お昼迎え行くねっ!」
真美が言った。
「はぁ?」
なんで、あんたらのデートは朝なんだ…。
「準備しなきゃいけないからっ!
ごめんね、藍衣っ!大好きだからっ!!」
――プー…プー…。