半径1㍍禁止

私が、席に着こうとすると桐斗から腕を掴まれた。


「冗談に決まってんじゃん。
藍衣は、ジョークも通じないわけ?」

桐斗が呆れ顔で言う。


だから、なんで…いつもいつも…。

あたしが呆れられなきゃ、ならないんだ!


「薔薇のツンデレラも、嘘。」

「……だろうね。」

そんなセンスない別名なんて、いらないわ。

























「本当の別名は、薔薇のプリンセス。」

耳元で、囁かれた。






「………へ?」


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