半径1㍍禁止
「だって、ほら…。
ナンパ?されたんだろ?」
裕が頭をかきながら言う。
その事かい。
「大丈夫大丈夫!
何?心配してくれた?」
私が笑って言った。
「まぁー…ね。
変な奴から、
話しかけられても着いていくなよ?」
裕が言う。
「そんな、子供じゃあるまいし。
大丈夫だって!」
実際は、心配してくれる事が嬉しかった。
「だよな…。
んじゃ、またな!」
もう、帰んの!?
「なにし?」
私は、思わず言った。
本当、何しに来たんだ。
「いいだろ、別に!
3日に1回は、来いよ!」
「はいはい。」
私が、笑って言う。
そう言って、裕は帰って行った。