半径1㍍禁止
カチンときた。
どうせなら…。
「あんたが、焼かれてほしい。」
上手い事、言ったっ!!
ちなみに、これ本音。
真面目に、だから…ね。
桐斗が黙った。
あたし、勝っちゃったんじゃね?
なんて。
思ったのも、つかの間。
「藍衣って、生意気だね。」
そう言って、不敵な笑みを浮かべながら
一歩一歩近づいてくる、桐斗。
何なになになに?
なんなのさ!?
「何ですか?」
そう言いつつも、一歩一歩下がる、私。
あ…。
壁に背中があたる。
何これ。
あたし、危ない感じ?