半径1㍍禁止
―――バンっ。
私の頭の横に、桐斗が手をつく。
ここ、路上ですけど?
「言ったよね。
俺、行動に移すタイプだって。」
何を言ってるんだ。
と、思った時には、すでに遅かった。
「…やっ…、…んっ…。」
唇を奪われていた、私。
しかも、深いキスで。
舌が、唇を割って入ってくる。
「……やぁ…ふぁっ…んっ…。」
苦しい……。
そう思ったら、唇が離れた。
「少しは、反省した?」
桐斗が、
満足げな笑みを浮かべながら言う。
はぁーーっ!?
有り得ない。有り得ない有り得ない!!