半径1㍍禁止
塚…、
あたし…唇、奪われた!?
「有り得ない。」
私が言った。
「何が?」
桐斗が笑って言う。
その無神経な感じも、有り得ないし!
「まじ、キレるし!もう、なんなの!?」
「なんなのってねー…。」
桐斗が困って言った。
その余裕ぶってる感じも、
ムカつくんですけどっ!!
「あたし、行くから。
着いて来ないでね。
あと、二度と会いたくない。」
顔すら、見たくないっつの!!
「やだね。また、会いに来るから。」
桐斗が言う。
あぁーーー。
ムカつく。