半径1㍍禁止

「ちょっと、来なさいよ。」

ばはあが手招きしてくる。


真美と2人で、渋々行った。


「あんたら、前から思ってたんだけどさ。
やる気ないなら、やめなさいよ。」

前で腕を組み言う。


「特にあんたっ!」


ビシッと私に指をさす。


「………は?」

思わず言った。


「…最初からおかしいと思ってたのよ。
今日、分かったわ。

男狙いでバイト始めたんでしょ?」

ばばあが言う。


「…ははっ…。」

なに言い出すかと思ったら…。


「図星なんでしょ。」

偉そうに言ってくる。


…………………。


我慢の限界。


「あたしだって、思ってたんだけどさ。
ばばあだからって、偉そうにすんなよ。

なんで、バイト始めたかとか他人のあんたに関係ないし。」

私が前に出て言った。

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