半径1㍍禁止

「早く答えろよ。」


いやいや…。


「藍衣?」


あのさ……。


「…聞いてんのー?」


これは、脅し……?←


「…パ、パフェ食べたいなっ…!」

メニューを開く。


――バンッ


「パフェとアイスコーヒーください。」

桐斗がすぐさまメニューを閉じて、店員に頼む。


早いっ…、早すぎるっ…!



「でさー、藍衣。」


――カランコロン


桐斗がアイスコーヒーを混ぜる。


「…はひ?」

私は、パフェを頬張りながら言う。


「美味しそうに食べるよねぇ。」

桐斗が頬杖をついて、私を見る。


「美味しいんだよ。」

私が言った。


いつの間にか、さっきの話は飛んでいた。

良かったんだけど。


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