半径1㍍禁止

「俺にも、頂戴。」

「いいよ。」


すると、桐斗は口を軽く開く。


「……なに…?」


いわゆるこれは……。


「空気ぐらいは、読んでよね。」


あーん、とか言うやつだったり…?←


ってか、空気“ぐらい”って…。

ちょっと、カチンときた。


「待って…。」


まず、大きさはどのくらいがいいの?

こんぐらい?

いや、デカいか…。


だからって、これは少ないから…。

この中間…、


「馬鹿。」

桐斗が口を閉じる。


「ああー…。」

せっかく、ちょうどいい大きさになったのに…。


すると、桐斗からスプーンをとられた。


「ほら、藍衣ちゃん。あーん。」

桐斗が馬鹿にして言う。


なにさーっ!!


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