半径1㍍禁止

あぁっ!


「……キスが…、…んんっ…。」


桐斗に唇を奪われた。


「……ふぁっ…んっ…。」


どんどん攻めてくる。


「…ゃっ…ん…ふっ…。」


苦くて甘い味が口の中に広がる。


桐斗のアイスコーヒーと私のパフェのせいだ。


「……ふっ…。」


やっと、唇が離れた。

桐斗は、満足そうな様子。


いつもいつも。

息が乱れてるのは、私だけ。


「うまかったでしょ?」

桐斗がニヤリと笑う。


なにさなにさーっ!


「知らないっ!」

そのまま、パフェを頬張る。


「なら、もう一回して…、」

「…うまかったよっ!うまかったっ!」

私が必死に言った。


そんな私を見て、桐斗は笑う。

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