半径1㍍禁止
――ドンッ…!!
「きゃっ…!」
ギュッと目を瞑った。
「…………。」
周りが一気に静まり返る。
恐る恐る目をあけた。
「……あれ……?」
目の前にあったはずの掲示板が倒れていた。
「……おふざけも、いいところだ。」
――ビリッ
倒れている掲示板の紙を引きちぎる。
「…度が過ぎてるんじゃねぇの。」
「………裕…。」
怒りに満ちた顔をしていた。
――グシャ
破った紙をグチャグチャにする。
「…相当暇な奴だな。誰だよ?
俺がぶっ飛ばしてくるから、誰か教えろ。」
裕が私に言った。