半径1㍍禁止

「…あそこの店長と話し合ったんだが、クビということだ。

その前に、高校でバイトも許されてないんだぞ?」



「…………え?」

「嘘~…。」

真美と私が言う。


バイトいけなかったんだー…。

全く知らなかった、私。



「まぁ、ずっとバイトしててもいずれ怒られただろうし。

ちょうど、良かったんじゃないか。」

先生が笑う。


そんな、笑って済む事ならいいけど…。

と、思ってたのも、つかの間。


「話はとりあえず、分かった。

殴った事と無断でバイトをしていた処分は覚悟しとけ。」



「………………。」


笑って済むわけない、…か。


「なに、処分ってなにっ!?」

真美が興奮しだす。

「…それは、話し合ってからのお楽しみだ。」

先生が笑顔で言った。


恐ろしい先生。


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