半径1㍍禁止
真美チャンの被害妄想
家に着いた。
ヤバいな…、かなり時間遅れた。
「はぁ…はぁ…。」
息が上がりながらも、ドアをあけた。
「ただいま~。」
そう言っても、
返事が返ってくるはずがな…、
「遅いぃ~!!!」
正面を見ると、
真美が大変ご立腹なようだった。
「なんで、いんの?」
呆然として言った。
「藍衣ちゃんママが、いたから。」
藍衣ちゃんママですか…。
ってか、お母さんいんのかよ。
「もう、お仕事行ったけどね!」
なんだ。なら、いいや。
お母さんは、とにかくうざったい。
ケチばっかつけてくる。
こんな娘だからだと思うけど。
ほっといて、って感じ。