半径1㍍禁止
「……桐斗っ…。」
気づいたら、桐斗が上原を壁に押しつけていた。
「な、なによ…。」
上原が戸惑っていう。
「…こっちの台詞。
お前、本当なにがしたいわけ。」
桐斗が言った。
「…この女に消えてほしいだけ。
…どうせ、あなたも思ってるんでしょ?」
上原がそう言うと、桐斗は笑う。
「俺は、あんたに消えてほしいけどね。
なんなら、俺が消してやろうか?」
桐斗が上原の髪を鷲掴みにした。
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