半径1㍍禁止
「…裕には、感謝してるよ。」
昔の事を思い出すと、私の思い出の中にはいつも裕がいる。
感謝だってしてるし、大切な人だけど…。
「…もう、好きじゃない。」
止まれないんだ。
桐斗への気持ちが。
「そっかああ。」
真美はニコッと笑う。
そんな真美を見てホッとした。
「なんだ。
裕の応援してるのかと思った。」
私が言う。
「だーかーらああっ!
真美は、藍衣の事応援してるのっ!」
そうでしたね。←
それから、桐斗の事を色々話した後は。
「でね~、純平君がー…、」
お決まりとなっている真美のノロケ話を聞いた。