半径1㍍禁止

「ってか、なんで藍衣遅かったの~?」

真美が言った。

「あぁ…。色々あってさ~。」

私が苦笑いで言う。


怒りがこみ上げて、仕方ないから。


「色々って、何!?
まさか、桐斗君と会ったとか!?」

真美が興奮しだした。

これ、言ったら面倒くさくなりそー…。

「さぁねー…。」

意味深に答えておいた。


「なーにーそーれー!!」

真美が口を尖らせて言った。

「お菓子、持ってきてあげる。」

適当に話をそらした。

「まじ~?やったー!」


真美は、単純だから
色々と楽なんだよねー…。


それから。
お菓子を食べながら、くつろいでいた。

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