半径1㍍禁止
☆秘密の一週間
「藍衣。」
そんな事を思っていても、実は嬉しい自分がいるんだけど。
「どうすんだよ?」
桐斗が不機嫌そうに言う。
「どうすんだよって…。…ねえ…?」
私は、首を傾げた。
昼休みになり。
案の定、桐斗に責められてる、私。
「…ま、拒否権はないけど。」
桐斗が当然のように言う。
いやいやー。
「拒否権ないなら、もう決定…?」
私は、苦笑い。
「そういう事になるね。」
「……………。」
なら、なんで聞くんだよっ…!!
「……………。」
言えるはずのない言葉を飲み込んだ。
「じゃあ、今日からおいでよ。」
桐斗が笑って言う。
はいいいーー…!?