半径1㍍禁止



「……んんっ…。」




息がしづらい。




「………藍衣。」


桐斗は、私の名前を呼びながら角度を変えていく。





「……ふっ…。」


辛いと思った時に唇が離れた。




「……藍衣だって、このままじゃ納得いかないでしょ?」



「……そんな事ない……。」


そういうと、桐斗は後ろの壁を使って私を閉じ込める。



「…嘘つき。」


「……嘘じゃない。
もう…、終わりにするって…。

あたし言ったじゃん…。」




ねえ、もっと一緒にいたい。


本当は、会いたいって言ってくれて嬉しかった。


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