半径1㍍禁止







「……嫌いにならないでっ…。」




なんて言う、私こそ卑怯者だった。





好きでいてとは、もちろん言わない。






ただ、わかったんだ。


ずっと、中途半端なままだった理由。


桐斗の思いをずっと閉まっていた理由。










「……あたしっ…、」


















――――裕を失いそうで怖いよっ…。















私を優しく撫でてくれてた手が止まった。


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