半径1㍍禁止
「よし、終わり!行こー!」
真美が言った。
「うん。早くカバン持ってきな。」
そう言うと、
真美はすぐカバンを持ってきた。
学校に着くなり、真美が騒ぎ出した。
「今日、桐斗君と会ってない~!」
真美が言った。
なんだ。
また、それかよ。
そういえば、会ってない。
まー、どうでもいーんだけど。
「どうでもいーじゃん。」
私が言う。
「よくないし!
真美の唯一の楽しみだったのに~!」
うるさいなー…。
「あんな奴と付き合ってもね、
捨てられるのがオチだって。」
私が言った。
「藍衣、酷い!」
そんな時。
ケータイが鳴った。