半径1㍍禁止

「よし、終わり!行こー!」

真美が言った。

「うん。早くカバン持ってきな。」


そう言うと、
真美はすぐカバンを持ってきた。



学校に着くなり、真美が騒ぎ出した。

「今日、桐斗君と会ってない~!」

真美が言った。


なんだ。

また、それかよ。

そういえば、会ってない。

まー、どうでもいーんだけど。


「どうでもいーじゃん。」

私が言う。

「よくないし!
真美の唯一の楽しみだったのに~!」


うるさいなー…。


「あんな奴と付き合ってもね、
捨てられるのがオチだって。」

私が言った。

「藍衣、酷い!」


そんな時。

ケータイが鳴った。


< 50 / 504 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop