半径1㍍禁止


「あー。
コイツ、昨日喋ってた奴…。」

桐斗も嫌~そうな顔して言った。



昨日……。

あ。

思い出してしまった。


コイツ、よく私の唇
奪っといて普通に接しられるよね…。

無神経さに苛立って、仕方ない。




「…藍衣に近づくなよ。」

「え?」

裕……?

「それ、こっちのセリフ。
俺、一目惚れしたもん。」

涼しい顔で言う、桐斗。


「お前が本気は、有り得ない。
俺の事、覚えてんだろ?」

裕が言った。

「さぁね~…。覚えてないかな。」

桐斗が鼻で笑う。



なに…、知り合いかよ。

まさかの展開じゃん!?


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