半径1㍍禁止
私は、特別だった。
裕と幼なじみだし。
だから、仲間の中で
私に逆らえる奴はいなかった。
この2人は、別だけど。
「大丈夫大丈夫。」
私が言う。
「早く行こう。」
小百合がそう言って、私の腕を引っ張る。
「うん。」
昔よく喧嘩した、公園に向かった。
座り込んでたら。
「お前ら、どこ高校?」
すぐに他校の奴らが絡んできた。
「高校行ってないし~。」
小百合が言う。
「今時行ってねーのかよ。」
「あ?悪い?
藍衣なら、高校行ってるよね~。」
茜が言った。
「藍衣?」
そいつが言う。