殺人犯に恋をした私
「よーやく。見つけたぞ、津和瀬広。」




津和瀬とは広と瑞祈の苗字です。





「その女性は仲間か?」




警察は瑞祈に視線をむけた。




「わっ私は…」




すると
広は無理矢理、瑞祈を自分の胸に抱き寄せた。
そして
ポケットから小型ナイフを取り出した。




「こいつは人質だ。なんの関係もねえ。」





警察はあっさりと信用した。
広は瑞祈にナイフを近づけた。
ありきたりだけど、




警察は銃を持っていた。




「この女、殺されたくなかったら、俺の言うとおりにしろ。」




目はかなりやばかった
っていうか、かなりやばいかもしれないと瑞祈は思った。





「なんだ」




と警察は広に聞いた。




「俺を撃ち殺してくれ…。」




皆はびっくりした。




[お兄ちゃん]




瑞祈はびっくりした。




「お前、何を言っているんだ。」

「だから、撃ち殺してくれよ。」
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