殺人犯に恋をした私
「なっ何言ってるの?」
「ここで、命が助かっても。きっと一日も経たないうちに俺は死んでしまうだろ。だから、いいんだよ。どっちにしろ。お前を悲しませることになるだろうけど。もうお前を開放してあげるよ。たった数日だったけど、一緒にいてくれてありがとう。そして…誕生日おめでとう。幸せになってくれよ。お前が俺の妹でホントによかった。この30年間でお前と過ごした。この数日が一番楽しかった。バイバイ、瑞祈」
そう言いながら
瑞祈にキスして
そして死んでしまった。
「…うっ。何よ。なんで、こんな、最期なわけ?ばかあ~」
その場で瑞祈は叫んだ。
そして
それから一年が経った。
今日で一周忌。
広は亡くなった両親のお墓に埋められることになった。
最後の最後で家族が一緒になったのだった。
私はもう辛くない
たとえそばにいなくても
心の中で
お兄ちゃんはいる。
そう信じているかぎり
きっと一生、離れ離れになることはないから…。
だから…大丈夫。
私は大事なことをお兄ちゃんから学ぶことができた
ありがとう…。
私のお兄ちゃんであり
愛しいあなた…
「ここで、命が助かっても。きっと一日も経たないうちに俺は死んでしまうだろ。だから、いいんだよ。どっちにしろ。お前を悲しませることになるだろうけど。もうお前を開放してあげるよ。たった数日だったけど、一緒にいてくれてありがとう。そして…誕生日おめでとう。幸せになってくれよ。お前が俺の妹でホントによかった。この30年間でお前と過ごした。この数日が一番楽しかった。バイバイ、瑞祈」
そう言いながら
瑞祈にキスして
そして死んでしまった。
「…うっ。何よ。なんで、こんな、最期なわけ?ばかあ~」
その場で瑞祈は叫んだ。
そして
それから一年が経った。
今日で一周忌。
広は亡くなった両親のお墓に埋められることになった。
最後の最後で家族が一緒になったのだった。
私はもう辛くない
たとえそばにいなくても
心の中で
お兄ちゃんはいる。
そう信じているかぎり
きっと一生、離れ離れになることはないから…。
だから…大丈夫。
私は大事なことをお兄ちゃんから学ぶことができた
ありがとう…。
私のお兄ちゃんであり
愛しいあなた…