記憶がなくても愛してるって伝えたい
「なんかこうしてると、新婚夫婦みたいだな」




頬にキスをした




「なんてな。でもいつか結婚しような」




プロポーズみたいなもん





「えっ」




きゃ




「俺が一生懸命稼いでお前を養ってやる」




ドキドキ




「本当」
(信じていいの?)




信じたい




「まあ、今の俺じゃ、まだまだ先のことだけどな」




はあーためいき




「うんうん!いいの!言ってくれるだけで、私は」




キュンキュン




「そういえば、今日のこと母さん達には伝えたのか?」




聞いた




「あっ!忘れてた」

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