記憶がなくても愛してるって伝えたい
「おい!高校生らしいぞ?やべえんじゃないのか?」




大型トラックは勘違いで
普通の小型の車だった
真奈は近寄った
その高校生は 凌だった
頭からは血が 気絶しているようだった




「おい?あんた、近寄っちゃダメだよ?」




肩を触った




「私の兄なんです!」




翔もそばにいた




「真奈、いったい、何が?!!凌」





真奈は泣きながら思わず、凌を抱き抱えた




「お兄ちゃん!しっかりして!」
(死んじゃ嫌!)
「お嬢さん、動かさないように、すぐに病院に運びますから」




そして 凌は病院に運ばれた




「真奈・・」
(なぜ、そこまで)




真奈は思わず 翔に抱き着いた




「お兄ちゃん」





病院で
ルカもかけつけた
やばい雰囲気
凌は命はといとめたが
意識不明




「どうしたの!何があったの!」




真奈の肩を触った




「お母さん!お兄ちゃんが、お兄ちゃんが」




(涙)を流す




「ずっと意識不明なんだ。さっきから問い掛けているんだけど」




くやしそう




「まったく、どこまで私達を苦しめればいいんだか、このさい。死んでしまえばよかったのに。」
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