記憶がなくても愛してるって伝えたい
「なんでそんなこと言うの?」

「俺、辞めるよ。学校。もう縛られるのは嫌なんだ!学校にも家にも…お前にも」

「お前にもって私のことも嫌になったの!?」




凌は黙ったままだった。すると真奈は凌に抱き着いた。






「私は凌が好きよ!」

「わかってくれよ。」




そうボソッと呟きながら凌は真奈を抱きしめた





「凌」




真奈はこのまま時間が止まってしまえばいいのにと思った。凌の胸の中に顔をうずめた。暖かい。すると突然、凌は真奈から離れた。



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