記憶がなくても愛してるって伝えたい
「だってさっきさあ。私を事故から救うために助けてくれたじゃない」


えどうゆうこと事故助けた?


[回想モード突入はじめ]
ちなみに今から凌の心境でいきます。
☆☆☆
俺は昨日一晩中。今後のことを考えていた。そして出した決断が。真奈から離れることだった。本当とことん俺は落ちるところまで落ちてしまった。これ以上、真奈に迷惑をかけたくない。そしてこのメモ用紙を最後に真奈から離れることにした。そして俺は真奈が眠っていることを確認して荷物を持って部屋から出た。確かに真奈には酷いことをしたかもしれないけれど。





このまま一緒にいても巻き込んでしまうだけだと思った。そして街中を歩いていると、横断歩道を渡っている女性を見掛けた。最初の第一印象はイイ女。それだけだった。すると、突然。信号無視した車が彼女へぶつかってきた。俺はその時、一瞬その女の姿が真奈に見えた。錯覚なのはわかっているが。俺の体は彼女を助けにむかっていた。そしてキューンドーンと俺は彼女をかばってあげた。しかし運がいいことに。俺は軽く頭を打っただけで。とくにケガをすることはなかった。

< 155 / 169 >

この作品をシェア

pagetop