記憶がなくても愛してるって伝えたい
「どうしたの?さっきからずっと黙ったまま」

「真奈らしくない。何があった」





「好きにしていいよ。私のことなんて」


真奈はボソッと言った。そしていつのまにか真奈は無意識で泣いていた。


「真奈」

「あっ…!」


真奈は涙に触れた。すると更に涙が


「うっうわあーん。」

「真奈」


真奈は翔の胸の中で泣いていた。そしていつのまにか眠っていたようだった。気がつくと翔の胸の中にいた。あの時と同じ状態だった


「私…眠って。ずっともしかして起きて?」

「ああ、おはよう。真奈が心配でずっとこうしてそばにいた」

「翔兄さん」


案外いいところあるんだと真奈は思った。





そして二人は見つめあっていた。


「あ!ごめん!」

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