記憶がなくても愛してるって伝えたい
「悪いが。真奈は俺のものだ。」


翔が駆け寄って来た


「ふん。真奈は俺のものだ」


凌は真奈を自分に引き寄せた。



しかし真奈は凌と目をあわそうとしない。


「…真奈。俺、諦めないからな。お前がたとえ俺を拒もうと俺はお前が好きだ。お前だけだ。そう決めたんだ。もう逃げたりしない。俺は」


すると真奈は凌にキスをした。


「約束してくれる?」

「ああ、俺。もっと大人になるから」

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