記憶がなくても愛してるって伝えたい
「真奈、あいつのことは忘れろ」




当たり前のように言った




「あいつは記憶を失ったんだぞ?もうあきらめるんだ。それに凌は以前の凌と比べ別人だ。あいつはお前に相応しくない。」





「でも、私はお兄ちゃんに記憶を取り戻してもらいたいの。」




厳しい目付きで
すると 凌が部屋から出て来た




「お兄ちゃん」




びっくり




「あんたたち、何やってんだよ?」




冷たい目線で
真奈はふと何かを
思い付いて




「お兄ちゃん、ちょっと。いき抜きに外に出ない?」




誘った




「なんで?」









「お願い」




見つめた




「別にいいよ、少しだけなら」





「よかった」




手を握った
凌は意識して




「さっ触るなよ」




拒否った 顔真っ赤




「やだ」




いい雰囲気
しかし 翔の視線が痛い
そして 散歩中・
凌は黙ったままだった




「お兄ちゃんとこうやって、デートするの久しぶりね」




デートなのか?これは




「そう?」
(なんでこんなに気になるんだよ)
「そうなのよ」




笑顔で
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