記憶がなくても愛してるって伝えたい
真奈は凌の部屋のドアを
開けた




「お兄ちゃん!朝よ?」




けど 小さい頃からの
呼び名で 凌のことをお兄ちゃんと呼んでいる
凌は起き上がった
まだ 眠たい瞼を触る
凌は見た目はなぜか悪系
(不良系)に見えるが
中身は結構真面目で
ちょいケンカっぱやい





真奈はバックを凌に投げ付けた
みごとにキャッチ




「なんだ?朝っぱらから、お前はホントに元気だな?」




優しい笑顔で真奈の頭を
撫でハンガーから
制服を取った




「翔兄さんはもう起きてるわよ?」




翔は凌と正反対で秀才
< 2 / 169 >

この作品をシェア

pagetop