記憶がなくても愛してるって伝えたい

第3章







(たとえ記憶がなくても。やっぱりお兄ちゃんはお兄ちゃん)
「ちょっと口が悪いけど」




再びからかう




「なんか言ったか?」




ムッ




「なんでも」




そして・ある丘の上・
夕日があたって綺麗




「この丘、結構見あらしがいいんだな。街全体が見渡せる。」





凌は上機嫌




「ここは凌と私の秘密の場所なの」




キュン




「秘密の場所?」




問い掛けた


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