記憶がなくても愛してるって伝えたい
中条大介という名前だった




「あっあの時の」




実は




「知ってるのか?」




問い掛けた




「お兄ちゃんを車でひいた人よ!今頃謝りに来るなんて!」




あの時 現場で見ていたのであった




「あの時は本当にすまなかったと思っているんです」




すごく辛そう




「だからってそのせいで、お兄ちゃん、記憶喪失になって」




(涙)




「真奈!」
「僕が今日ここに来たのは、そのお詫びとせめてもの償いとして、真奈さんと凌さんの家庭教師をするために来ました」
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