記憶がなくても愛してるって伝えたい
居間・
人は座っている




「実は私、再婚しようと思っているの」




いきなり




「再婚」




びっくり




「いったいどうゆうことだよ?母さん、突然再婚なんて」





勝手すぎる
凌は黙ったまま




「相手は一流企業の会社の社長さんなの」




すごい




「一流企業」




はあー




「死んだ。お父さんの財産がなくなったら私達生きていけないのよ、だから」




確かに




「わかりました。どうせ俺にはあまり関係ないことですし」




冷たい表情で




「そんなあ!」


< 52 / 169 >

この作品をシェア

pagetop