記憶がなくても愛してるって伝えたい
「だからってなんで停学なんて!」

「俺がケンカした奴ら、今、入院してるって」




大袈裟な




「入院」




口を触った




「俺、我慢できなかったんだ。あいつら俺とお前のことを悪く言ってたから。最初は話し合いで解決する気だったけど我慢できなかった。けどあんなことになるなんて。やっぱり俺なんて」




ペラペラ




「凌」




凌は真奈の頭を撫で




「じゃあ。俺、帰るから」





「!」




ピク




「停学処分の奴が、いつまでもここ(学校)にいるわけにはいかないからな」
くやしそう
「じゃあお前も気をつけろよ」


< 56 / 169 >

この作品をシェア

pagetop