記憶がなくても愛してるって伝えたい
「無理やり追い出された」




びっくり




「それであいつあんな風になったわけだ」





敬太は溜め息




「まったく別人よ。変な不良達と関わっているみたいだし。しまいには借金まで作ったりしてチンピラに借金の取り立てもされてるみたいだし。昨日の夕方だって」




昨日のことを思い出した




「うん?」









「うんうん、なんでもない」




悲しげ 泣きたい




「しょうがないのかも、しれないな。凌の記憶も戻らないし」


< 86 / 169 >

この作品をシェア

pagetop